2012年2月14日火曜日

IDCFクラウドサービスを使ってみる その4.NATとポートフォワーディング

今回は以前の記事「IDCFクラウドサービスを使ってみる その2.仮想マシンにssh接続する」で、紹介した「NAT」と、「ポートフォワーディング」について詳しくみていきたいと思います。


  1. ソースNATとスタティックNAT
    ソースNATは仮想マシンからインターネット向け通信の際、送信元アドレスのプライベートIPをグローバルIPに変換します。また、複数のVMで1つのグローバルIPを利用します。IDCFクラウドにて、最初の仮想マシンを作成したタイミングで自動で生成されるのが、このソースNAT用のグローバルIPアドレスです。

    スタティックNATはプライベートIPとグローバルIPを1対1で変換します。IDCFでスタティックNATを利用する場合は、グローバルIPを追加し、スタティックNATを有効化します。




  2. ポートフォワーディング
    上述のソースNATの場合、インターネットから仮想マシン向けの通信はできません。これを実現するのがポートフォワーディングです。グローバルIPのポート単位で、転送先の仮想マシンを指定します。この機能を使えば、1つのグローバルIPの複数のポートを利用して、複数の仮想マシンにアクセスすることも可能です。コストを抑えることができます。
    追加したグローバルIPについてはスタティックNAT無効時は、そのままでは通信できませんので、ポートフォワーディングの設定が必要です。


インターネットから仮想マシン向けの通信については、あわせて、ファイアウォールの当該通信の許可設定が必要となりますので、ご注意ください。
ファイアウォール設定については、以前の記事をご参照ください。

次回は監視サービスについて紹介したいと思います。
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