今回は、作成した仮想マシンに対してssh接続してみたいと思います。
必要な作業はファイアウォールとポートフォワーディングの設定です。
- IPアドレスの確認
「ホーム」「リソース」タブから「ネットワーク」をクリックすると、defaultでアサインされているIPアドレスが1つ確認できます。(一番最初に仮想マシンを作成したタイミングで、IPアドレスが作成されます)
NATの欄に「ソース」と表示がありますが、これはソースNATを意味します。作成した仮想マシンにはプライベートアドレスが付与されますが、インターネットへアクセスする場合は、defaultではこのソースNAT用のIPアドレスを送信元アドレスとして使用します。
- ファイアウォールの設定
当該IPアドレスを選択したまま、下部の「ファイアウォール」タブをクリックします。
ここでアクセスを許可する、送信元IPアドレスと、送信先ポートを設定します。
下記のように、送信元IPアドレスはCIDR表記で行います。ポートはTCP12345を指定してみましょう。最後に「追加」をクリックします。
- ポートフォワーディングの設定
次に「ポートフォワーディング」タブを選択します。
- パブリックポート:外部から受け付けるポート(先ほどTCP12345で指定しました)
- プライベート:実際のサーバ側でlisetnしているポート(sshなのでTCP22)
- プロトコル:TCP
- 仮想マシン:アクセス先の仮想マシン名を指定最後に「追加」をクリックします。
- ターミナルアプリでssh接続
アプリは何でもいいですが、Teratermを使ってみます。
新しい接続で、下記を設定します。
- ホスト:1.で確認したIPアドレスを入力
- TCPポート#:3.で設定したパブリックポート番号を入力
- SSH:SSHv2を選択
「OK」をクリックし、次画面です。
ユーザ名は「root」を入力、秘密鍵として前回の「3.仮想マシンを起動」で保存したものを指定します。
ssh接続できない場合は、下記を確認してみて下さい。
- IPアドレスに間違いがないか
- ファイアウォールの設定
- ポートフォワーディングの設定
- 秘密鍵に間違いないか